人を納得させるのって、難しいよね。
みんなそれぞれに個性があって、
みんなそれぞれプライドがあって。
みんな譲れない考え方があるから、
人の意見を聞けなくなる。
ある程度納得できても、
一端作ってしまったシェルターを破って、
新しいモノをうけることはできない。
受け入れたとしても、
それはその時々での限りなく
自分に近い、
自分に都合のいい、
理想像とでも言うか、
そんなものだ。
そして、オレらの同世代のやつらはみんな、
それがすべてだ、
自分はまちがってない、
と、何も見えなくなるんだ。
オレかて、その中の一人だ。

みんな、助け合う気持ちあんのか?
本心でか?
誰も、最初から敵じゃないだろう。
味方でもないだろう。
最後都合のいい終わり方するんなら、
もっとうまい共存のしかたがあったろう?
それをオレは
ムリに引き伸ばしたモノではないと思うし。

オレは見てしまった。
冷ややかな反逆を。
相手の心をひしひしと蝕む、
よく目をこらさないと見えないくらい。
そう、
かすり傷が致命傷になったのはそれからだったな。

オレは見てしまった。
砂にさらされた自分の軌跡が見えずに、
踏み出す一歩を踏み外す姿を。
それが砂かアスファルトかも分からなくなって
歩く事だけで草木を枯らせてしまったことも、
未だ気づかずに。
救いの「手」をまちがえたのか、
砂嵐は去っても、自分の位置がわからずに、
ただ恐怖心だけが残って、
まわりから差し出される「手」が
信じられなくなって立ち止まってしまっているよ。
最初から、
その「手」を信じようともしなかったからかな。
きっとまだその「手」を知り尽くしてないと、
オレは思うな。

だけどそれでも、
「信じたい」気持ちと
実際「信じる」ことと
「信じられなくなること」。
全部が人間らしくて、
きっとまたこれ繰り返すでしょう。
その中でまた一つ大きくなっていけばいいじゃん?
今は忙し過ぎて気づけないだろうけど、
みんなマジで生きてる証拠だよ。
オレには見えるよ、
一つ一つ、これが思い出になっていく様を。
もう言いっこナシ。

それでいいじゃん。

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